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アクセサリ・小物
2023-01-31
スーツ
2018-07-15
大切に仕立てた世界に一着だけの特別な一着。スーツカレッジでスーツをお仕立ての皆さんは、日ごろからケアを怠らず大事に着ていただいていることと思います!私たちとしても嬉しい限りです。
しかし、不測の事態は避けられないことも…
取引先へ向かう途中でスーツの破れを発見してしまった!
明日は重要なプレゼンがあるのにスーツにほつれが…もう夜遅いし時間がない!!
考えただけでぞっとしてしまいますが、カギ裂き・タバコのコゲ・虫食いなど経験のある方も多いのではないでしょうか?
外出先や時間のない時、スーツのピンチを救う応急処置の方法を覚えておきましょう!
スーツが破れてしまって、直す時間も道具もないときによく接着剤を使って応急処置をする方法が紹介されていますが、これは絶対にNG。接着剤でくっつけた部分はもう二度と元に戻すことはできないからです。
応急処置としては確かにいいのですが、接着剤は取れません。そのあとそのスーツはもう着ることができなくなってしまいますので、やめておいた方が無難です。正直おすすめしません!
ホッチキスならどこのオフィスにでもありますし、コンビニでも手に入りますね。取引先へ訪問する前など、どうしても今すぐに直さないとヤバい!!という緊急事態にはホッチキスで応急処置をしましょう。
裏側から穴や破れた箇所をくっつけ、破れた方向に合わせて縦になるようにホッチキスを止めます。裏側から止めると、ほとんど目立ちません。
本当にわずかな間だけの緊急処置にはなりますが、訪問の間や自宅に帰るまでなどはなんとかもってくれるでしょう。
ただしホッチキスの針は太く、後が穴になって残ってしまう可能性があるので、必要がなくなったらできる限り早くはずしておきましょう。
ホッチキスより生地への負担が少なく、キレイに応急処置ができるのが安全ピンです。安全ピンもコンビニなどで簡単に手に入るので、出先での急なピンチでも安心。
ホッチキスのときと同様に、破れた箇所を生地の裏側からくっつけて縦に止めましょう。
使用する安全ピンは針の細いものが生地への負担がより少なくておすすめです。急に針の細い安全ピンをお店で探すのは難しいので、針の細い小さな安全ピンをカバンにしのばせておくと安心ですね。
この場合も、生地の傷みを防ぐために、できる限り早く外しましょう。ちなみに安全ピンは穴や破れだけでなく、裾のほつれにも応用可能です!
明日着なければいけない大切なスーツが破れている!スーツをリペアに出す時間がない!そんな時は、自宅でアイロンを使って応急処置をしましょう。
まずはスーツを仕立てた時にもらえる「共布」を用意してください。共布が見つからない場合は、色の近い布を用意しましょう。そして手芸用品店や100円ショップなどで手に入る「アイロン接着シート」とアイロンがあれば、簡単に応急処置ができます!
接着シートを破れた箇所よりも少し大きめに切って、共布と一緒にふさぐようにセットしてアイロンをあてるだけ。針や糸がなくても、お裁縫の技術がなくても簡単にできます!
詳しい手順はこの動画を見ればOK。
アイロンの温度は生地によって適温が違いますので、よく確認して補修をしましょう。
これまでご紹介した方法はあくまで応急処置。応急処置のまま着用し続けているとまた同じところが破れてしまったり、かえって生地を傷めてしまう場合があります。
ピンチを乗り切って時間の余裕ができたら、すぐにプロのリフォームへお願いしましょう。洋服専門の修理屋さんはもちろん、クリーニング店でもリフォームを受付しているところがあります。
スーツの生地・修理する場所や破損の種類・補修の方法によって金額は変わってきます。修理に必要な時間も異なりますので、リフォームに出すときによく相談しましょう。
リフォーム店は裾上げやボタンの付け替えなど、洋服のあらゆるリフォームをしてくれる心強い味方です。近所のリフォーム店やその金額・サービス内容を確認しておくのがGoodですね!
まず、気が付いたらスーツに穴が空いていた!裾がほつれていた!なんてことにならないように、毎日のメンテナンスのときに裾や股下・ヒジ部分など傷みやすい部分に異常がないかどうかを確認しておくと、急なピンチに見舞われることなく、すみやかに余裕を持ってプロのリフォームへお願いすることができます。
応急処置の方法を知っておけば万が一のときも慌てずに済みます。うまくピンチを乗り切ったら、修理に出すことを忘れないようにしてくださいね!
あなただけの大切な一着をと一生歩んでいくためにも、「スーツのピンチ」への備えは万全にしておきましょう!