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2018-05-28
雨が続き、ジメジメして気持ちがふさぎ込んでしまいがちな梅雨。恵みをもたらしてくれる雨ですが、スーツにとっては大敵です。突然の雨でスーツがびしょ濡れに……という経験が誰しもあることでしょう。
梅雨やこれからの季節の突然の雨にどう対処していけばいいのでしょうか?
一般的なスーツは水に弱い素材でできています。雨で濡れたスーツをそのままにしておくと、型崩れやニオイ・カビの原因となり、生地によっては独特の風合いが損なわれ、スーツとしての価値が台無しに。
また、水滴の跡で生地の表面が波打ったようになってしまう「パッカリング」という現象が起こります。紙の上に水滴を垂らすとその部分だけ縮んだようになり、元には戻りませんよね。この状態をパッカリングといいます。
紙と同じように、スーツ生地でパッカリングが起こってしまうと元に戻すのは非常に困難。シワシワのスーツはもう着ることはできなくなります。
かといって、突然の雨でもスーツが濡れるのを完璧に避けることは正直不可能でしょう。もし濡れてしまってもスーツを傷めない、雨対策の知識をつけておきましょう!
スーツが雨に濡れてしまったら、一刻を争って水滴を取り除く必要があります!
タオルなどでスーツの表面についた水滴を軽く払い落とすか、やさしくポンポンと水滴を吸いとるようにして取り除きましょう。
このとき、くれぐれも強くゴシゴシとこすらないように!!!ダメージを受けている生地を摩擦でさらに傷めつけてしまうことになってしまいます。とくに動物性の素材の場合、水を吸ってキューティクルが開いた状態のときに摩擦を受けるとキューティクルが絡み合い、生地の質感そのものまで悪化してしまいます。絶対に強くこすらないようにしてください。
泥はねなどがある場合は、泥汚れが完全に乾いてからブラシなどで払い落としましょう。泥は不溶性の汚れなので、こすっても生地の奥へと入り込んでしまい、取れなくなってしまいます。
しっかりと水分を吸いとったらハンガーに掛けます。このとき、少しでも型崩れを防ぐためにスーツの形に合った厚くて丸みのあるものをなるべく使いましょう。
ジャケットはまずハンガーにタオルを一枚掛け、その上から掛けるようにすると内側に湿気がこもりにくくなり、乾きが早くなります。ハンガーに掛けたらかるくシワを伸ばしておきましょう。
パンツは裾を下にして、パンツ用のハンガーに掛けましょう。二つのハンガーや洗濯ばさみを使ってウエストを開き、筒状にして干しておくと早く乾きます。
当然ですが、湿ったスーツをそのままクローゼットへ収納するのはNG!いつまでも乾きませんし、湿気がこもり他のスーツにまでニオイ・カビが発生する原因にもなります。
風通しの良い、直射日光の当たらないところへ干して自然に乾燥するのを待ちましょう。早く乾かしたいからといってドライヤーを使うのは禁物。生地を傷める可能性があります。
完全に乾いたら、ハンガーに掛けたままブラシなどで、雨と一緒に付いたホコリや砂などを払い落とします。
あまりにもずぶ濡れになった場合は素直にクリーニングに出しましょう!そのまま乾かしても型崩れなく完全に戻ることが難しくなります。セルフケアより確実に汚れが落ち、ニオイも残らず生地が傷みません。
ただし、クリーニングに出すからいいや!と濡れたまま放置しておくのも×。水分を可能な限り取り除き、ハンガーに掛けて陰干ししておきましょう。クリーニングは、汗抜きコースでお願いするのがおすすめです。
布製品用の撥水スプレーで対策しておくと、梅雨の時期はもちろん突然の夕立・ゲリラ豪雨などこれからの季節も安心ですね!ホームセンターやドラッグストアなどで手に入ります。
スプレーの使い方は、まずスーツをハンガーにかけてブラッシング。表面のホコリや汚れを落とし、表面から30cmほど離してまんべんなくスプレーをかけます。パンツはひざ下を入念に。スプレーが完全に乾いたらブラッシングで生地を整えます。
シミの原因になることもありますので、スプレーの注意書きをよく読み、スプレー可能な素材かなどを必ず確認してから対策をしましょう!
撥水加工のスーツも、もちろんオーダーでお仕立て可能です。外回りの多い営業の方などにとくにご好評です!
撥水加工のスーツは水に強いだけでなく、普段生活する上での汚れも付きにくいので非常におすすめ。長持ちするスーツとして人気です!人気のブランド生地にも撥水加工のものがありますので、デザインに制限もなく、普通のスーツと同じようにオーダーを楽しんでいただけますよ!
撥水スーツを仕立てておくのがビジネスマンの新しい常識になりそうですね!本格的な梅雨が来る前に、ぜひ一度スーツカレッジの店舗へ足をお運びください!