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2023-01-31
スーツ豆知識
2018-01-29
スーツカレッジではスーツの仕様・形を決定した後、どの生地でスーツを仕立てるのか選んでいただいています。オーダーの醍醐味ですね!
その際、そもそもスーツ生地ってどこの国のものがいいの?生地によって何が違うの?とのお訊ねをいただくこともしばしば。そこで今回は、生産された国によって生地にどういった違いがあるのか、どんな生地を選べばいいのか?という疑問にお答えしていきます!
スーツといえば代表的な2大スタイル、イタリアンスタイル&ブリティッシュスタイル。今回はイタリアとイギリスの生地の違いについてご紹介します。
イタリア生地の特徴は柔らかく光沢感のある生地感と、肌触りのなめらかさ。いわゆる王道といったところでしょうか。イタリア生地で作られたスーツは繊維の細い糸を使用することが多いので、スーツ自体の着心地は軽く・しなやかな印象となり、ほかの生地に比べ柄が豊富に揃っており、発色の良さが優れているとされています。その種類の豊富さはイタリアの生地ブランドだけでもなんと40以上もあるほど!
見た目、触り心地、高級感、上品さ、清潔感、軽さなどゼニア生地の特徴を挙げればキリがありませんが、中でも最大のポイントは見た目の「ツヤ」と触った時の「ソフト感」。ゼニア社の細かな基準によって選び抜かれた原材料が使用されているからこそ、このような上品なツヤが出ます。多くのハイブランドでゼニアの生地が使用されているんです。
高級カシミアと高級ウールの扱いはトップクラスで、ゼニアよりも柔らかい印象をもたせてくれることから、ロロ・ピアーナの生地は風合いも柔らかく、男性的というよりどちらかというと“女性的”な生地と言われています。男性のもつセクシーさを印象づけてくれる上質で個性的なスーツになるでしょう。
カノニコの生地は「品質が高い」にもかかわらず、他のインポート生地ブランドに比べ「お手頃価格」なところが大きな特徴。しかしそれだけでなく独自の素材やデザインの生地を数多く世に送り出しており、世界中で愛されている生地なのです。
光沢感の強い美しい生地で、スーツカレッジの一押しイタリアブランド!イタリアを代表する名門服地メーカーのひとつであり、150年の歴史を持ちながらも圧倒的なコストパフォーマンスを発揮してしてくれます。
イギリス生地の特徴は、しっかりとした生地感・耐久性・シワになりにくい・復元力に優れているところです。比較的クラシックな色柄が多く、肌触りはイタリア生地に比べると若干のかたさがあり、やや重たい印象。男性らしく力強いイメージを与えてくれます。
厳選された原毛と英国仕込みのしっかりとした生地感と光沢感が素晴らしい生地です。ブリティッシュスタイルらしいエレガントな風合いも大きな特徴となります。また、1年中・365日着用することができるのがアマデウスシリーズの「AMADEUS 365 -アマデウス 365-」。非常に人気のある生地で使い勝手もよく、おすすめです!
チェック柄がとても豊富なことで人気のダロウデイル。統的な色柄にプラス遊び心溢れる提案をしてくれるので、ブリティッシュスタイルのクラシックな雰囲気と個性的な雰囲気が上品にマッチしたスーツになってくれます。
肌触りは少し硬めですが、耐久性があり、着心地は◎。私も最近、ハリソンズの生地でスーツを作りました!イギリスの伝統と歴史を感じさせるようにしっかりと打ち込まれた生地は、しなやかでエレガントな風合いがありとても気に入っています!!
今回は人気のイタリア・イギリスの生地ブランドをご紹介させていただきましたが、生地選びで重要な要素が大きく3つあります。
着心地・光沢感・耐久性
この3つです!
スーツを着るシーンにもよるのですが、ビジネスシーンでの着用が多い方には、生地感が強いイギリス生地が、結婚式など華やかなシーンでツヤ感があるものがいい!という方には繊維の細い糸を使うイタリア生地がおすすめです!柔らかく・着心地の良さを重要視したい場合にはイタリア生地がおすすめ!逆にかっちり・しっかりスーツを着こなしたい場合にはイギリス生地をおすすめしています。
自分の好みのスタイル・スーツの着用シーンに合わせた生地選びをしていただければ、よりカッコよくスーツスタイルを楽しめますよ!